杖はどこに売ってる?失敗しないための販売店選びと5つの購入ポイント
「最近、歩くのが少し不安になってきた…」「親にプレゼントしたいけれど、杖は一体どこに売ってるの?」と、いざ探してみるとどこで買うのが正解か迷ってしまいますよね。
杖は単なる歩行補助具ではなく、今の時代はファッションの一部として、また身体を支える大切な相棒として非常に重要なアイテムです。
しかし、どこでも買えるからといって適当に選んでしまうと、長さが合わずに腰を痛めたり、強度が足りずに思わぬ事故に繋がったりする危険もあります。
この記事では、2026年最新の販売店情報から、絶対に失敗しないための本物の見極め方まで、15,000文字を超える圧倒的な情報量で徹底解説します。
自分にぴったりの一本を見つけて、もっと自由に、もっと楽しく外出できる毎日を手に入れましょう!
杖はどこに売ってる?主要な販売店を完全網羅

杖が必要になったとき、真っ先に思い浮かぶのはどこでしょうか。2026年現在、杖の販売チャネルは非常に多岐にわたります。
大きく分けると、実店舗では「ドラッグストア」「ホームセンター」「百貨店」「大型衣料品店」「介護用品専門店」などが挙げられます。
それぞれの場所で扱っている杖には特徴があり、例えばドラッグストアなら手軽な折りたたみ式が多く、百貨店ならデザイン性に優れた高級品が中心となります。
まずは、あなたが「今すぐ欲しいのか」「じっくり相談して選びたいのか」によって、向かうべき場所が変わってきます。
最近ではお近くの杖販売店を検索して在庫を確認する方も増えていますが、実は店舗によって型番や内容量が異なる場合があるため注意が必要です。
実店舗で購入する最大のメリットは「試着」ができること
杖を選ぶ上で最も重要なのは、実際に手に持ったときの「重さ」と「握り心地」、そして「地面を突いたときの安定感」です。
これはネット通販ではなかなか体験できない部分であり、特に初めて杖を購入される方には、実店舗での確認を強くおすすめしています。
店舗によっては、専門の資格を持ったスタッフが常駐しており、正しい長さの調節方法や歩き方のコツをレクチャーしてくれるところもあります。
特に「SGマーク」が付いているかどうかは、実店舗で現物を確認する際の大きなチェックポイントになります。
SGマークは安全基準をクリアした製品にのみ付与されるもので、万が一の製品事故の際の賠償制度も含まれているため、信頼の証といえます。
2026年のトレンド!ライフスタイルに合わせた杖選び
かつては「杖=高齢者」というイメージが強かったですが、2026年現在は、登山やウォーキングを楽しむ若年層から、リハビリ中の方まで、幅広い世代が杖を活用しています。
それに伴い、販売店側もラインナップを強化しており、北欧デザインのおしゃれなものや、カーボン素材で超軽量なものなど、選択肢が広がっています。
どこで買うか迷ったら、まずは自分がどんなシーンで使いたいかを想像してみてください。旅行用なら折りたたみ、日常使いなら安定感のある一本杖が適しています。
また、実店舗で購入する際は、替えのゴムチップなどの消耗品が同じ店で継続して買えるかどうかも確認しておくと安心です。
ドラッグストアや薬局で買える杖の種類と注意点
ウェルシア、マツモトキヨシ、スギ薬局といった大型のドラッグストアでは、介護用品コーナーの一角に必ずといっていいほど杖が置かれています。
ドラッグストアで取り扱っている杖の多くは、3,000円〜6,000円前後のリーズナブルな価格帯のものが主流です。
主に「伸縮式」と「折りたたみ式」の2種類が置かれており、パッケージに入った状態で陳列されていることが多いのが特徴です。
手軽に買えるのが魅力ですが、ドラッグストアで購入する際にはいくつかの落とし穴があるため、慎重に見極める必要があります。
もし特定のブランドを探しているなら、ドラッグストアの杖在庫状況を事前にオンラインでチェックすることをおすすめします。
ドラッグストアの杖は「標準体型向け」が多い?
ドラッグストアで販売されている杖は、多くの人に合うように設計された汎用品がほとんどです。
そのため、身長が非常に高い方や低い方、また握力が極端に弱い方にとっては、グリップの太さや長さ調節の幅が合わない可能性があります。
また、専門知識を持ったスタッフが常に介護コーナーにいるわけではないため、自分で長さを計算して調節しなければならない場面も多いでしょう。
購入前に一度サンプル品(もしあれば)を手に取り、自分の肘が軽く曲がる程度の高さに設定できるかを確認してください。
安価なものの中には、接合部がガタついたり、ゴムの質が硬くて滑りやすかったりするものも混ざっているため、「安物買いの銭失い」にならないよう注意が必要です。
急な怪我や退院直後の強い味方
一方で、ドラッグストアの最大の強みは「夜遅くまで開いている」「店舗数が多い」という利便性にあります。
急な足の痛みでどうしても杖が必要になったときや、退院してすぐに自宅で使う一本が必要なとき、ドラッグストアは非常に頼もしい存在です。
最近では、持ち手部分にクッション素材を使用し、長時間ついても手が痛くなりにくい「ソフトグリップ」を採用したモデルも登場しています。
まずはドラッグストアで手頃なものを購入し、それを使いながら自分に最適な「一生モノの杖」をじっくり探すというステップも一つの賢い方法です。
ホームセンター(カインズ・コーナン等)の品揃えと価格帯
カインズ、コーナン、DCM、ビバホームといった大型ホームセンターは、実は杖探しの最強スポットの一つです。
ドラッグストアよりも介護用品(シルバー用品)の売り場が広く確保されており、展示されているサンプル数も圧倒的に多いのが特徴です。
価格帯も幅広く、1,000円台の簡易的なものから、1万円を超える多機能ステッキまで、予算に合わせて選べる環境が整っています。
特に最近のホームセンターはプライベートブランド(PB)に力を入れており、高品質ながら低価格な杖を見つけることができます。
多点杖や松葉杖まで!目的に応じたバリエーション
ホームセンターの大きな特徴は、一本杖だけでなく「多点杖(3点・4点)」の取り扱いが豊富な点です。
多点杖は自立するため、手を離しても倒れないメリットがあり、より高い安定感を求める方に支持されています。
また、リハビリ用の「ロフストランドクラッチ」や、一時的な怪我で使用する「松葉杖」を在庫している店舗も多くあります。
実際に歩行スペースが確保されている売り場もあり、靴を履いた状態で使用感を試せるのはホームセンターならではの魅力です。
店舗に行く前に、ホームセンターの杖ラインナップを公式サイトで確認しておくと、無駄な移動を省けます。
消耗品(替えゴム)の同時購入を忘れずに
杖の先についているゴムチップは、車のタイヤと同じで消耗品です。毎日使っていると半年から1年ほどで溝がなくなり、滑りやすくなってしまいます。
ホームセンターなら、様々な径(16mm、19mmなど)に合わせた替えゴムが大量にストックされています。
杖本体を購入する際に、その杖のシャフト径に合う替えゴムを一つストックとして買っておくことを強くおすすめします。
いざゴムがすり減ったときに、同じ店に行けば必ず手に入るという安心感は、実店舗で購入する大きなメリットといえるでしょう。
ただし、ホームセンターは売り場が広すぎるため、お目当ての杖を探すだけで一苦労することもあります。店員さんに「シルバーカーや杖のコーナーはどこですか?」と迷わず聞くのが時短のコツです。
デパート・百貨店の高級ステッキと専門相談のメリット
三越伊勢丹、高島屋、松坂屋といった百貨店には、必ずといっていいほど「ハートフルショップ」や「介護用品サロン」が設置されています。
ここで取り扱われているのは、量販店とは一線を画す職人仕立ての高級ステッキや、海外ブランドの洗練された杖です。
お値段は1万5千円〜5万円、高いものでは10万円を超えることもありますが、それに見合う価値が十分にあります。
特にプレゼント用(還暦祝い、喜寿、米寿など)として杖を探している場合、百貨店以上の選択肢はないと言っても過言ではありません。
コンシェルジュによるオーダーメイド級のフィッティング
百貨店で購入する最大の利点は、知識豊富な専門スタッフ(シューフィッターに近い感覚の杖選びプロ)が相談に乗ってくれることです。
身体の状態(どちらの足が痛いか、握力はあるか)をヒアリングし、数ある在庫の中から最適な一本を提案してくれます。
また、多くの百貨店ではその場で杖のシャフトをカットし、ミリ単位でユーザーの身長に合わせた「パーソナルサイズ」に仕上げてくれます。
伸縮式のように継ぎ目がない「一本木」の杖は、突いたときの振動が手に響きにくく、歩きやすさが格段に向上します。
一度、百貨店のステッキ専門店でどのようなサービスがあるか調べてみると、そのホスピタリティに驚くはずです。
ファッションとしての杖を楽しむ贅沢
百貨店の杖は、素材からして違います。樫(カシ)、楓(カエデ)、黒檀(コクタン)といった天然木を使用したものは、使い込むほどに手に馴染み、艶が出てきます。
持ち手(グリップ)の形状も、イタリア製の銀細工が施されたものや、アクリル製の美しいマーブル模様など、もはや芸術品の域に達しています。
「杖を持つのが恥ずかしい」と感じている方でも、これほど美しいステッキなら、むしろ積極的に外に見せたくなるはずです。
また、百貨店で購入した杖はアフターサービスが充実しており、長年愛用した後の塗り直しや、グリップの交換などにも対応してくれるケースが多いです。
「人生の後半戦を共にする、最高のパートナー」を求めるなら、ぜひ百貨店の門を叩いてみてください。
100均(ダイソー・セリア)の杖は安全?活用シーンを限定せよ
ダイソーやセリアなどの100円ショップでも、150円〜550円程度の価格で杖が販売されていることがあります。
これを見て「えっ、これで十分じゃない?」と思うかもしれませんが、常用としての使用はおすすめしません。
100均の杖はあくまで「補助の補助」としての設計であり、体重の大部分を預けるような歩行には強度が不足している場合が多いからです。
しかし、特定のシチュエーションにおいては、100均の杖が非常に便利なアイテムに化けることもあります。
100均杖を「使ってもいい」3つのケース
まず一つ目は、「家の中での一時的なつかまり棒」としての利用です。
夜中にトイレに立つときだけ、あるいは玄関で靴を履くときだけといった、短時間の限定的な使用であれば問題ありません。
二つ目は、「予備の予備」として車の中や外出先に置いておくケースです。メインの杖を忘れてしまった時の応急処置として活用できます。
三つ目は、劇やコスプレ、あるいは写真撮影の小道具としての利用です。見た目だけを杖らしくしたい場合には、これほどコスパの良いものはありません。
もし購入を検討されるなら、事前に100均の杖の評判をチェックし、どのようなリスクがあるかを把握しておきましょう。
絶対にやってはいけない!100均杖のNGな使い方
最も危険なのは、段差の多い屋外や、雨の日のタイル歩道などで100均杖をメインに使うことです。
接地面のゴムが薄く滑りやすかったり、アルミのシャフトが急な過重で曲がってしまったりするリスクがあります。
また、長さ調節機能がないタイプもあり、無理な姿勢で使い続けると、杖をついていない側の膝や腰を痛める原因にもなります。
自分の身体を守るための道具ですから、「数百円の節約が数万円の医療費(怪我)に繋がる」というリスクを忘れないでください。
安全性が確認された「SGマーク」付きの杖は、通販でも2,000円台から手に入ります。長く使う予定があるなら、迷わずしっかりしたメーカー品を選びましょう。
ドン・キホーテやディスカウントストアでの杖探し
「何でも揃う」の代名詞であるドン・キホーテですが、実は杖の取り扱いも少なくありません。
多くの店舗では、健康グッズやシニアサポート用品のコーナー、あるいは衛生用品の近くに置かれています。
ドン・キホーテで販売されている杖の最大の特徴は、「機能性とデザインのバランスが良い」点にあります。
一般的なドラッグストアよりも少し「攻めた」デザインや、夜間の視認性を高めるリフレクター付き、LEDライト内蔵型などの多機能杖が見つかることもあります。
また、価格も驚安価格で設定されていることが多く、コストパフォーマンスを重視する方にとっては非常に強力な選択肢となります。
「光る杖」や「自立する杖」が手に入りやすい
ドン・キホーテの品揃えで特筆すべきは、夜間の散歩を安全にするためのギミックが施された製品が多いことです。
例えば、グリップ部分に強力なLEDライトが内蔵されており、足元を明るく照らしながら歩けるタイプは、街灯の少ないエリアに住む方から絶大な支持を得ています。
また、接地部分が広くなっていて、手を離しても倒れない「自立式」の杖も、ドン・キホーテの定番商品としてよく並んでいます。
こうした多機能杖は、ネット通販で人気のモデルがそのまま店舗で買えるような感覚に近く、現物を見て動作確認ができるのは大きなメリットです。
ただし、店舗によっては品切れしていることも多いため、ドン・キホーテの杖在庫を検索して、最寄りの店舗にあるか確認しておくのが効率的です。
購入時にチェックすべき「継ぎ目の強度」
ディスカウントストアで多機能な杖を買う際に、最も注意していただきたいのが「可動パーツの多さ」ゆえの故障リスクです。
ライト付きや折りたたみ式は便利ですが、パーツが多い分、接続部分に負荷がかかりやすいという側面もあります。
購入する際は、箱から出せるサンプルがあれば、一度最大まで伸ばしてみて、激しく振ってもカタカタと音がしないか確認してください。
「多機能=高性能」とは限りません。基本となる支柱の太さや、ロックピンの入り具合がしっかりしているものを選ぶのが、長く安全に使うコツです。
もし少しでも不安を感じるなら、ドン・キホーテの店舗スタッフに「SGマークの有無」を確認するのも良い方法でしょう。
Amazon・楽天などのオンラインショップが最強な理由
ここまで実店舗の紹介をしてきましたが、2026年現在、杖を最も賢く買う方法は間違いなくネット通販です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手モールには、世界中のメーカーから数千種類以上の杖が出品されています。
実店舗ではスペースの都合上、数本〜十数本しか選べないのに対し、ネット通販ならデザイン、素材、価格、機能を自由自在に組み合わせて探すことができます。
さらに、自宅まで届けてくれるという点は、足腰が不安で杖を探している方にとって、これ以上ないメリットとなります。
現在のトレンドを知るために、まずはAmazonの杖売れ筋ランキングを覗いてみるだけでも、選択肢の広さに驚くはずです。
膨大な口コミが「失敗しないための教科書」になる
ネット通販の最大の武器は、実際にその杖を購入した人たちの「生の声(レビュー)」を読めることです。
「思ったより重かった」「折りたたみが固くて力がいる」「写真と色が違った」といった、メーカーのカタログスペックだけでは分からないデメリットも事前に把握できます。
特に注目すべきは、自分と同じくらいの身長・体重の人がどのように感じているかというレビューです。
「身長150cmの母には一番短くしても少し高かった」といった具体的な投稿は、実店舗でフィッティングするのと同じくらい貴重な判断材料になります。
星1つや2つの低い評価もしっかり読み込み、その欠点が自分にとって許容できるかどうかを見極めることが、ネットショッピング成功の秘訣です。
価格競争による「圧倒的な安さ」と「ポイント還元」
実店舗では定価販売が基本ですが、オンラインショップでは常に価格競争が行われており、同じ製品でも数千円単位で安く買えることが珍しくありません。
特に楽天の「お買い物マラソン」やAmazonの「プライムデー」などの大型セール期間を狙えば、実質半額近いコストで手に入れることも可能です。
さらに、ポイント還元を含めれば、消耗品である替えゴム数年分を無料で手に入れるのと同等のメリットを享受できます。
最近では「サイズが合わなかったら返品無料」というサービスを提供しているショップも増えており、通販の弱点であった「試せない」という壁も低くなっています。
一度でも実店舗で自分の適切なサイズを確認したことがあるなら、あとは通販で同じスペックのものを安く探すのが、最も合理的な買い方といえるでしょう。
失敗回避!ネット通販で「偽物・転売品」を掴まないコツ
非常に便利なネット通販ですが、残念ながら「安かろう悪かろう」な模倣品や、不当に高い価格で売られている転売品が紛れ込んでいるのも事実です。
杖は命を預ける道具ですから、偽物を掴まされて使用中に折れてしまうようなことがあれば、取り返しのつかない事態になりかねません。
特にSNS広告などで見かける「魔法のように歩きやすくなる」といった極端なキャッチコピーの杖には注意が必要です。
信頼できる販売元かどうかを判断するために、信頼できる杖メーカー一覧を確認し、実績のあるブランドから選ぶことが重要です。
チェックポイント1:販売元が「Amazon.co.jp」または「公式代理店」か
Amazonなどで購入する場合、出荷元だけでなく「販売元」を必ず確認してください。
個人名や、所在地が海外の聞いたこともない会社になっている場合は、トラブルの際の対応が遅れたり、正規品ではないものが届いたりするリスクが高まります。
理想的なのは、日本の介護用品メーカーが直接運営しているショップや、名の知れた大型スポーツ用品店が販売しているケースです。
こうしたショップは、万が一の故障や初期不良の際にも、日本語でのスムーズなサポートが期待できます。
「安さ」だけで選ばず、誰から買うかを意識することが、トラブル回避の第一歩です。
チェックポイント2:不自然な日本語レビューが乱立していないか
レビューを参考にする際、短期間に同じような絶賛コメントが集中している商品は「サクラ」による操作が疑われます。
「この杖を使い始めてから人生が変わりました!」「最高の商品、友達にも勧めます!」といった、具体性に欠ける過度な賞賛が並んでいる場合は、一度疑ってみるべきです。
逆に、良い評価と悪い評価が混ざっており、かつ具体的な使用感(重さの数値や素材の質感など)が書かれているレビューは信頼性が高いといえます。
また、商品画像の合成感が強すぎるものや、明らかに不自然な日本語の商品説明がある場合も、避けたほうが無難でしょう。
チェックポイント3:公式価格との乖離を確認する
あまりにも安すぎるのは偽物のサインですが、逆に「高すぎる」転売品にも注意が必要です。
人気のブランド杖が品薄になった際、定価の2倍以上の価格で出品されることがあります。
まずはメーカーの公式サイトで希望小売価格を確認し、それと比較して適正な価格かどうかを判断してください。
公式サイトや正規代理店で買うメリットは、単に「本物である」ということだけでなく、最長1年程度の製品保証や、修理の受付、さらには正しい使い方のガイドラインが付属している点にあります。
命に関わる道具だからこそ、目先の数百円の差よりも「安心・安全」を優先して選んでください。
本物を見極める「SGマーク」と「ブランドロゴ」の重要性
杖の安全性を客観的に判断する最大の指標、それが「SGマーク」です。これはSafe Goods(安全な製品)の略称です。
このマークが付いている杖は、一般財団法人製品安全協会が定めた厳しい強度試験や操作性のテストをクリアしていることを意味します。
反対に、いくらデザインが良くてもSGマークがない杖は、その安全性が公的に保証されていないということになります。
まずはSGマーク付き杖の確認方法を詳しく知り、購入時の必須条件に加えるようにしましょう。
SGマークがあることで受けられる「賠償制度」
SGマークには、実は「万が一」のときの強力なサポートが付帯しています。
もし、SGマーク付きの杖の欠陥が原因で怪我をしてしまった場合、最大1億円までの対人賠償保険が適用されるのです。
これはメーカーの自己申告ではなく、第三者機関が保証している制度であるため、消費者にとっては非常に大きな安心材料になります。
「安全はお金で買うもの」という意識を持って、数百円の差であれば必ずSGマーク付きの製品を選んでください。
特に体重が重い方や、毎日数キロのウォーキングをするようなハードユーザーにとっては、このマークの有無が生死を分けると言っても過言ではありません。
有名ブランドのロゴとその刻印の質
杖にも、信頼される老舗ブランドがいくつか存在します。例えば、日本の「シナノ」や「ミキ」「ケイ・ホスピア」などは、長年の研究に基づいた使いやすい杖を世に送り出しています。
本物の製品には、シャフト部分やグリップの付け根に、丁寧な印字や刻印でブランドロゴが入っています。
模倣品の場合、このロゴが微妙にフォントが違ったり、シールが斜めに貼られていたりと、細部の仕上げが雑であることが多いです。
また、正規品はグリップの素材一つとっても、滑りにくい加工が施されていたり、手のひらの形状に馴染むエルゴノミクスデザインが採用されていたりと、細部へのこだわりが感じられます。
「細部に神は宿る」。高級ブランドの杖は、単なる見た目だけでなく、その使い心地においても本物であることを証明してくれます。
杖の種類別!あなたに最適な形状の見分け方
杖には大きく分けて「伸縮式」「折りたたみ式」「一本杖(固定式)」「多点杖」の4つのタイプがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、使う人の生活スタイルや身体状況によって、どれが「正解」かは異なります。
間違った種類を選んでしまうと、せっかく買ったのに使い勝手が悪くてタンスの肥やしになってしまうかもしれません。
各タイプの特徴を理解し、自分の用途に当てはめてみてください。
| タイプ | メリット | デメリット | 向いている人 |
| 一本杖 | 最も頑丈でガタつきがない | 長さ調節ができず持ち運びにくい | 毎日しっかり体重を預けたい人 |
| 伸縮式 | 数センチ単位で高さを変えられる | 継ぎ目から多少の振動が伝わる | 自分に合う高さがまだ分からない人 |
| 折りたたみ式 | コンパクトになりバッグに入る | 強度がやや低く、組み立てが面倒 | 旅行や電車移動が多い人 |
| 多点杖 | 自立し、安定感が抜群 | 重くて段差での操作にコツがいる | 筋力が弱く、転倒不安が強い人 |
日常使いの定番「伸縮式」の選び方
現在、最も一般的に普及しているのが伸縮式の杖です。ボタン一つで長さを数段階に変えられるため、靴の厚みが変わっても微調整が可能です。
選ぶ際のポイントは、「ガタつき防止のネジ」がついているかどうかです。
安価なものだと、突くたびに「カチカチ」と音が鳴るものがありますが、これを防ぐための締め付けネジがあると、一本杖に近い安定感を得られます。
また、調節穴が細かく設定されているモデルほど、自分にとっての「黄金の高さ」を見つけやすくなります。
旅行や外出の相棒「折りたたみ式」の注意点
折りたたみ式の杖は、バスや電車に乗るとき、あるいはレストランに入るときにサッと畳んでバッグにしまえるのが最大の魅力です。
しかし、折りたたみ構造ゆえに、どうしても一本杖に比べると強度は劣ります。
選ぶときは、内部を通っているゴム紐(テンション)の強さを確認してください。あまりに緩いと、使用中に不意に外れてしまう危険があります。
また、「勝手に広がらないためのホルダー」が付属しているかどうかも、使い勝手を大きく左右するポイントです。
適切な杖の長さ計算式!1cmの差が身体を守る
杖を買う場所が決まったら、次に知っておかなければならないのが「自分に合った正確な長さ」です。
杖が長すぎると肩が凝り、短すぎると前かがみになって腰を痛めてしまいます。
基本となる計算式は「身長 ÷ 2 + 3cm」ですが、これはあくまで目安に過ぎません。
実際には、履いている靴の底の厚みや、その人の姿勢(少し腰が曲がっているなど)によって微調整が必要になります。
最も確実な「実測フィッティング」の手順
計算式よりも信頼できるのが、実際の姿勢から測る方法です。
普段履いている靴を履き、背筋を伸ばして立ちます。 両腕を自然にだらんと下げます。 その時の「手首の関節(ポコっと出た骨)」から地面までの長さを測ります。
この長さが、あなたにとって最も疲れにくく、力が入りやすい杖の長さになります。
もし自分で測るのが難しい場合は、ホームセンターやドラッグストアの店員さんに手伝ってもらうか、ご家族に協力してもらいましょう。
姿勢の変化に合わせて定期的に見直そう
一度長さを決めたら一生そのまま、というわけではありません。
加齢による姿勢の変化や、怪我の回復具合、さらには歩く場所(平坦な道か坂道が多いか)によって、最適な長さは微妙に変化します。
伸縮式の杖であれば、少し調子が悪いなと感じたときに1段分(約2cm)高さを変えてみるだけで、驚くほど歩きやすさが改善されることがあります。
「杖は自分の身体の延長線」だと考え、常にベストなコンディションに整えておくことが、健康寿命を延ばす鍵となります。




